2019年10月31日木曜日

音楽の時間の訪問


こんにちは。
保育所等訪問事業部門です。
たくさんの保育園や学校、幼稚園へ訪問させていただいております。

そんな中から、先生やスタッフの方々とどんな話をしているのか紹介していきたいと思います。


小学校○年生です。地域の普通小学校へ通い、支援学級所属です。落ち着きがなくじっとしていることが苦手、手先の不器用さがあります。


音楽の時間に、45分の授業に集中できず、勝手に楽器を鳴らしたり、寝たりします。どのように支援をすればいいでしょうか?



訪問し観察した時間は、音楽の時間で鍵盤ハーモニカの練習でした。開始前に先生と「吹いてくださいというまでホースは咥えません」と約束をし、授業が始まりました。教科書には、音符のみでしたが、黒板にドレミの音階と指番号を書いていました。ドレミファソ(1.2.3.4.5)までは、ぎこちなさもありましたが何とか動かしていました。ただ、顔をあげて黒板を見て、下を向いて鍵盤ハーモニカを見てと何度も頭を動かし大変そうで、だんだん飽きてきている様子がありました。そのため、黒板ではなく教科書に指番号を書くことで頭を動かす範囲が減り視線の往復運動が少なくなり、本人が集中しやすくなることをお話しました。また、見た物を覚えておく範囲も少ないことが予想され、何度も頭を上げなくてはいけないため疲れることで飽きていることも考えられるとお話ししました。20分が経過したところで、鍵盤ハーモニカの練習は、さらに複雑になってきました。指番号の変換です。今まで4番だったファを2番で弾く練習です。しかし、さらに集中力が途切れ先生の説明中に音を出したり、みんなと合わせて弾くときに指を適当に動かしたりするようになりました。注意力が弱く、一定時間何かに集中し続けることが苦手なためです。集中力は本人の努力でどうにかなるものではありません。本人も、「なんでみんなと同じようにできないんだろう」と感じているかもしれません。「がんばって、集中しようね」の声かけはあまり意味をもちません。まずは、本人がどのくらいの時間なら集中することができるのかを把握しなければいけません。そして、決められた時間、集中できたらたくさん褒められ認められることが大切だとお話ししました。また、指の動きも複雑になり、出来ないから面白くないとなったのかも知れません。事前に、行うことのわかっている内容に関しては、先取りで練習しておくという支援も一つの手段であることをお話ししました。


※上記内容は、支援の一部分です。上記支援方法がベストというわけではなく、それぞれの子どもたちに合った方法がたくさんあります。

今後もキッズケアひこほたるをよろしくお願いします。



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